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500億円の絵画「サルバトール・ムンディ」と人間の強欲を描く「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」

 

レオナルド・ダ・ビンチの最後の傑作とされる絵画「サルバトール・ムンディ」、2017年にクリスティーズのオークションで史上最高額の500億円で落札されたことをご存じの方も多いでしょう。

 

2015年に200億円で落札されたピカソの「アルジェの女たち」の記録を大きく塗り替えたことで全世界中で大きな話題となった「サルバトール・ムンディ」を題材にしたドキュメンタリー映画「ダ・ビンチは誰に微笑む」を観た。

 

サルバトール・ムンディは、ある美術商が競売会社のカタログから13万円で落札したのが始まり、たったの13万円が....

 

映画では、醜い金の亡者が利益のために様々なことを画策する模様が描かれています。

 

安く落札した美術商が専門家に鑑定を依頼し、ダ・ビンチの作品であるとのお墨付きを得ると、投資目的を煽り手数料をふんだくろうとする仲介人、絵の価値吊り上げようとするマーケティング会社とそれに利用されるハリウッドスター、投資目的に近寄る大手財閥など、1枚の絵画から莫大な利益を得るため世界中から集まってくる金の亡者たちが描かれていて面白い。

 

個人的には「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」というタイトルは、ダ・ヴィンチが微笑みかける相手こそが莫大な利益を手にするという意味ではないかと思う。

 

強欲な人間たちの醜態を上手く描いているこの映画、あなたにもおすすめしたい。

 

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アマゾンプライムビデオでも見れる。 

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